大人のバタフライ再び

土曜日の夜がやってきましたヽ(´ー`)ノ

週末の夜のお楽しみ・・・予告しておりました島田センセのレア作品を掲載・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

と、その前に、久々の再入荷、そしてこれまでに入ったことのないタイプの入荷がありますので、もう一度「大人のバタフライ」について振り返ってみたいと思います。

こちら、「大人のバタフライ」で過去ログを検索した結果なのですが(←クリックしてください)・・・

で、この「大人のバタフライ」、正式には「サーペンティンバタフライ」と言います。

バタフライと言えばもうかなり前のこととなりましたが、色々犯罪に使われ印象操作されてあまり良くないイメージが付いてしまいました。

しかし、実際には機能的で、且つ島田センセの手にかかれば工芸品として仕上がり、まさに「使えるアート作品」と呼ぶに相応しいナイフ。

この辺のことを前回の入荷時にざっと振り返ってますので引用してみます。

以下、引用部分・・・

「使えるアート作品」とも言われる島田センセのナイフは大人気。
特に「大人のバタフライ」との愛称で知られる、このスタイル。
片手で開閉でき操作感も抜群。エッシは鋭くしかも所有する喜びを満たす造り・・・と少年心を忘れない大人が持つのに相応しいバタフライナイフ。
無駄にカチャカチャ振り回したりしない。
必要なときにサッとブレイドオープンし、作業する・・・

その一連の動作、流れの美しさに惚れて島田センセにオーダーしたんですよね。
思い起こせばもうソレが15年ほど前のこと・・・
(その時も手にするまで何年か待ちましたがw)

当時使用されていた、真鍮のハンドル構造部が独特の味わいがあってですね〜、馴染んでいく感じが実に良かったのです。

自分用のをお客さんに見せたところ、欲しいという声が次々と上がり、それならある程度、と言っても2〜3本ずつくらいの話ですが、同時に作ってもらおうって話になりまして、ブレイドはどんなもので、ハンドルの素材はこんなモノが使える・・・などなど相談をしていたんです。

そうやってお願いしていた分を少しずつ納品している内に、ジワジワ人気が高まってきたんですよね。

ではもう少し素材調達を拡大し、シリーズ化する?みたいな話をしていた矢先・・・

味わいのあるフレームの部分・・・バタフライのハンドル土台とも言える、構造部ですが、これ真鍮の引き抜き材を用いてたんです。

コの字型のフレーム、つまり額縁のフレームや窓枠などを思い浮かべていただくとイメージしやすいと思うのですが、これが急激に世の中から消えました。
アルミにとってかわられたのですね。
どんなに探しても真鍮材は見つかりませんでした。

かと言ってアルミでは強度不足ですし、なによりも味わいに欠ける・・・

では真鍮角棒を削り出しのコの字型ならどうなのか?

これは彫った溝側に応力が掛かり微妙に変形すると・・・

島田センセの素材探しの旅が始まります。

台湾のナイフショウでは島田作品ファンの顧客にも尋ね、新品調達が無理なら、それこそ古い建物解体時に出ないか、など範囲を広げ模索し・・・

いよいよ真鍮製の素材入手を断念しなければならない時が来ました。決断の時がやって来たのです。

どうせなら、この際、より良い素材で行こう!と言うことになり、チタンの削り出しフレームを特注しました。
チタンなら応力で曲がらないそうなのです。

それに合わせブレイド材はCPM-S30Vに変更することに。

新たに加工する削り出しのフレームに合わせて、ピン類も新調しブレイド鋼材なども含めて、今までにないものに変更したので、随分コストも掛かりましたが、新生「大人のバタフライ」に相応しい、良い
仕上がりになっています!

使えるアートナイフ「大人のバタフライ」再びです!

と、まぁこんな内容だったんです。

今回の作品も・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ヤスリ目仕上げの技が凄い!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

センスが憎い!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ブレイドはより切れ味を増し、そして研ぎやすい形状、ブレイドの刃角へと進化!!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

島田センセ自身、このバタフライを長年愛用し続けているだけあって、そこからのフィードバックが豊富!!

こういうところも使えるアートナイフと呼んでいる所以です。

ここから島田センセから送られてきたメールの言葉を借りて解説を進めます。

バタのブレイドは全てCPM-S30V。
スネイクウッドとサンバースタッグにはニッケルシルバーボルスターにブラスピン。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ライナーは6-4チタンの切削材。
何度もブログで取り上げてもらってるから知ってる人も置いと思うけど、企画立上げ当初は、ブラス押出し材の採用により価格を抑え予定だったものが、素材メイカーの製造中止によって頓挫。

製作リクエスト多数につき、チタンブロックからの切削によってライナー材を用意、製作再開に踏み切る。

その後、友人であるナイフメイカーが習作モデルにステンレス押出し材を使用し、可能性を開拓してくれた。彼の好意によりステンレス押出し材利用をフィードバック。

オリジナルのブラス押出し材、切削製作したチタン材より部材厚があるので、仕上り寸法は若干太めとなるが、ナイフとしての使用にはそのボリュームがホールド性を確保することとなり、心地良い使用感を生むという副産物が。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<上がステンレスライナー、下がチタンライナーです。ワズカな厚みの違い、お解りになりますか?>

今回のデリバリーでグリーンキャンバスマイカルタモデルには、ステンレスライナーを採用してみた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今後、チタンとステンレスと好み、予算に応じて使い分けて行く予定。

このバタのロックはヨリをかけた鹿革ヒモによって行う。

以前は革製なりカイデックス製なりの首から下げるシースを付けることもあったけど、携行を勧めていると捉えられてもいろいろアレなんで、そのへんの事情をよく理解している方へ、オプション製作的な方向で・・・

その時は一つ一つ合わせて作るシース故に送って貰う必要があるけどね。

でもワタシャながねん、この鹿革ヒモロックでジーンズなどの尻ポケットに入れてますが、これまでに中で勝手に開いて刃が飛び出してた、なんてトラブル無し。

だいたいこの方がサッと取り出せて、本来の機動力を発揮できて良いんではないかなぁ〜、なんて考え直しておるところです。

そう言えば・・・ハマグリ刃に馴染みの無いユーザー対応で思い付き・・・

フラットからのハマグリ構造にシノギを設けて、先ずはソコからエッジまでを砥石に当ててチョーだいってなことです。

ハマグリ刃は身幅フルに砥石を当てちゃって良いのだけど、何処まで当ててイイのか思い切りのつかない方々に対して、コレは一先ずシノギまで当てて砥いでと…
ソコから背までのベタ砥ぎは、手が慣れて来て思い切りのついた時から本番よ〜って趣旨で・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ということで、今回のはステンレスライナー&ボルスター無し、シャープニングガイド的蛤刃など、いろいろお試し要素を盛り込んでみました!!

素材調達の点でどうしても高いモノになってしまいますけど、長いおつきあいの出来る友になると思いますので、ぜひ手にしてみて下さい(・∀・)b

ということなんですね〜ヽ(´ー`)ノ

素材使いの知識、総合的なセンスと技術ってのでは島田センセの右に出る人、居ないんじゃないのと個人的に思うわけです。

ジュエリー系、ガンホルスターやカスタムガン、そしてナイフ・・・などなど多方面で活躍する島田センセならではの作品ですね!!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

カテゴリー 島田センセ作品 , 店長のひきこもり部屋

コメントは受け付けていません。